食べたくなる言葉かけ

施設での食事時によく聞く言葉

「全部食べてください」「全部飲んでください」

「まだ残ってますよ」

「食べないと寝られませんよ」

「遊んでないで、ちゃんと食べてください」

「さわらないでください」

聞いていて、少し悲しくなります。

これらの言葉をかけられた利用者様は、怒ったり悲しい顔をするわけではありませんが、笑顔にもなりません。私の主観ですが、無反応に近いような気がします。

全部食べてほしい、食後にはベッドで昼寝の時間だ、全介助の人が食事に手を入れると不衛生だ、など理由は分かります。

思ったことがストレートに口から出ているだけかもしれません。

でも、もうちょっと気持ちよく食べていただくため、工夫しませんか?

「全部食べてください」「全部飲んでください」

手が止まっている利用者様に対して言うことが多いと思います。

「〇〇さんのために作って来たので、味見してもらえませんか?」

「このおかず、さっき食べたら美味しかったですよ。食べてみませんか?」

「私がご飯を作ってきました。〇〇さんに食べてもらえると嬉しいです。」

「もう半分も食べられたんですね。あと半分頑張ってくださいね」

「まだ残ってますよ」

手が止まっている場合は、「全部食べて」の時と同じですが、

手の届かないところにあるおかずや、見えにくいところにあるおかずが残っている時には

「(手が届かなかったことに)気づかなくてごめんなさい。食べやすい手前に置きますね」

「(食器の中の残ったおかずを集めて)お匙ですくいやすいようにしました。どうぞ」

「食べないと寝られませんよ」

「しっかり食べてから、ゆっくり休みましょうね」

「たくさん食べてから寝ると、元気になりますよ。又は、早く傷が治りますよ」

「遊んでないで、ちゃんと食べてください」

認知症の方に言うことが多いと思います。言っても伝わらないことが多いと感じます。なら、興味を他に向けるような働きかけをしませんか?

茶碗と箸を何度も繰り返し持ってもらったり、最初の一口を介助して食事中であることを認識してもらったり、それでもだめなら、いっそのこと自分で食べる気になるまで介助したりします。

「さわらないでください」

自力摂取できない人が食事に手を伸ばしたときに聞くことが多いです。

これは、手の届くところに食事を置いている介助者の責任だと思っています。

でも、自力摂取ができなくても、食事に興味をもって手を伸ばしているのなら、お匙などを持っていただくとほんの一口でも食べられるかもしれませんよ。

笑顔で

そしてすべて、笑顔で話しかけてください。

いつも忙しく疲れて大変だとは思います。でも、利用者様がかけられてうれしい言葉を笑顔で語りかけると、利用者様からも笑顔が返ってくることが多いです。

お互い気持ちよく過ごすため、少し言い換えてみませんか。


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