まだご飯食べてない、への対応

『お昼ごはん、食べてない』

『ごはん、まだ?』

と、食べたばっかりの食後に言われることないですか?

もちろん認知症の方です。

そんなとき『〇〇さん、今食べたばっかりですよ』とお伝えして『そう?食べたのね』、と納得してくださればいいのですが、なかなか簡単には引き下がってくださらないことも多いです。

『食べてない』と言い続ける方
『なんで私だけくれないの?』と拗ねる方
『嘘ばっかりついて』と怒ってしまわれる方
いずれの方も、食べたことが記憶の中からすっぽり抜けてしまっています。
そして、心の中は『食べていない』というネガティブな思いでいっぱいになっています。

よくある光景

こんな時、『もう食べましたよ』とか『忘れたんですか?』とか『食器、空ですよ』と言う言葉かけ、よくしますよね。
でもこれを聞いた方(もちろん、しっかり認知症です)どう思うでしょう?
『食べた、って言うけど、私は食べてないのに、どうしてこの人嘘つくのかな』『私、忘れたの?そんなことない、食べてないことをしっかり覚えてるわ』『食器が空?誰よ、私の前に人の食べ終わった食器を置くのは(怒)』と想像ですけど、こんな感じではないでしょうか。
不安な表情をしたり、怒ったりすることが多いのは、こんな気持ちの表れではないでしょうか。

そんな時は、ちょっと視点を変えてみましょう!

朝ごはんを食べたなら、昼ごはんはまだ。
昼ごはんを食べたなら、晩ごはんはまだ。

そうです!
今食べちゃったごはんのことはサラッと流して、次のごはんに意識を向けます。
『(朝)ごはん、食べてないの?大変ですね。でも今、(昼)ごはん作ってるからもうちょっと待っててね』
『(昼)ごはんは、豚肉の生姜焼きですよ。頑張って作っているところだから、楽しみにしていてくださいね』などと、記憶を戻すより、次に来る楽しみに目を向けると、『作ってくれてるの?ありがとう』『私、豚肉より魚が好きなんだけどね』など、ポジティブな会話になることが多いと感じます。

お互いに笑顔と余裕を…

介護する側も、『食べた』『食べてない』の押し問答よりも、気持ちが楽になりますよ。
認知症で、抜けてしまった記憶を正しく戻すより、抜けたものは抜けたものとして受け止めつつ、穏やかな気持ちで過ごしていただくことが、笑顔の増える対応ではないのでしょうか。


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