糖尿病利用者:食事制限なし‼

あくまでも、個人対応ですので、皆さんに当てはまるものではありません。
参考にするときは、気をつけてください。

Aさんデイサービスに来る

Aさんは、糖尿病を患っています。
食事療法が必要で、薬を服用していますが、インスリンは使っていません。
軽度の認知症もあり、薬を飲み忘れることも、しばしばありました。

デイサービスのご利用前に、ケアマネジャーや看護師と相談し、『ごはん小盛りと、主菜を2/3での提供』と決め、糖尿病に配慮した食事内容としました。

ちなみに私の勤める特養では、加算を取っていないため、療養食(糖尿病食や腎臓病食など)は用意しておらず、普通食を軽くアレンジする程度で提供しています。

Aさんは、機嫌よく楽しそうにデイサービスの利用を始めました。食事も美味しそうにペロリと全部召し上がります。
いい利用ができそうだと安心していたとき、ケアマネジャーから相談を受けました。

Aさんの自宅での問題

Aさんが家に帰ってから、買い置きオヤツをどか食いしてるみたい…、どうしよう。

なんと、食事に満足してる、と答えていたAさんは、味には満足だけど量が足りなくて、帰ってからたくさんのオヤツを食べてしまっていました。

よくよく生活を聞いてみると、息子さんと二人暮らしで日中は一人、一人で歩けるため買い物にも行ける、運動ができるほどに足腰は丈夫でない、認知症のため食事療法が理解できない、薬の管理も難しくなってきた、血糖コントロールもよろしくないなど、問題が山積みでした。

解決に向けての取り組み

まず、デイサービス利用日を増やし、看護師による薬の管理を始めました。
併せて、思い切って食事の制限を全て止めました。

バランスのとれたお昼ごはんをお腹いっぱい食べて満足してもらい、喝れた気持ちを避けることで、反動のオヤツどか食いを止めよう、といった狙いでした。

狙いは的中し、どか食いは止まりました。糖尿病に改善は見られませんが、急激な悪化も見られません。
年齢的なこともあり、徐々に悪化していくでしょう。
でも、自宅で暮らせている間はある程度自由でいい、規制するとQOLの低下が大きい、との方針で病気を抱えながらも楽しく暮らしておられます。

その後のAさん

糖尿病は、本人が食事療法や運動療法に積極的に取り組むこと、家族のサポートがあること等で劇的に改善されることも多いですが、放置すると様々な合併症が出てきます。

本来なら、きちんと血糖コントロールするべきですが、Aさんに限っては、高齢であること、悪化が急激でないこと、本人及び家族に食事療法等ができないことから、1番よくないことだけを止める生活を送れるようにサポートすることになりました。

それから数年、虫歯で歯を失いつつあること以外に大きな悪化は見られず、ご機嫌でデイサービスに来られています。


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