次の文を読み「185」、「186」、「187」に答えよ。
K 病院に勤務する管理栄養士である。患者は、72 歳、男性。独居。
1 か月前から労作時の呼吸苦が出現した。 1 週間前から呼吸苦の増強とともに、食欲不振、下痢、下肢の浮腫が加わり、弁膜症による慢性心不全の急性増悪と診断され緊急入院となった。
身長 160 cm、体重 50 kg、BMI 19.5 kg/m2。発熱なし。
空腹時の血液検査値は、BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)840 pg/mL(基準値18.4 pg/mL 未満)、LDL コレステロール 98 mg/dL、アルブミン 2.8 g/dL。eGFR68 mL/分/1.73 m2、酸素飽和度 93%。
入院 6 日目、心不全症状は改善し、消化器症状も消失した。退院に向けて栄養食事指導を行うことになり、入院前の普段の食事内容を聞き取った(表)。この食事内容を基に改善点を指摘した。その内容として、最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
⑴ 鶏唐揚げを焼き魚にする。
⑵ 野菜の摂取量を増やす。
⑶ レトルト粥をご飯に変える。
⑷ 冷奴を半分に減らす。
