MENU

38-59

食品の加工法に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

⑴  精密ろ過は、主に高分子化合物の濃縮に用いられる。

⑵  ヘキサン抽出は、水溶性成分の抽出に用いられる。

⑶  超臨界抽出は、コーヒーの脱カフェインに用いられる。

⑷  エクストルーダー加工は、液状食品の粉末化に用いられる。

⑸  超高圧処理は、はるさめの製造に用いられる。

解答

正解:3

⑴ × 精密ろ過は、主に高分子化合物の濃縮に用いられる。
精密ろ過は、主に低分子化合物の分離・除去に用いられる。高分子化合物の濃縮には、限外ろ過や逆浸透が用いられる。

⑵ × ヘキサン抽出は、水溶性成分の抽出に用いられる。
ヘキサン抽出は、油脂などの脂溶性成分の抽出に用いられる。水溶性成分の抽出には、水や極性溶媒が用いられる。

⑶ 〇 超臨界抽出は、コーヒーの脱カフェインに用いられる。
超臨界抽出は、超臨界流体(二酸化炭素など)を用いて、特定の成分を選択的に抽出する方法である。コーヒーの脱カフェインに利用されている。

⑷ × エクストルーダー加工は、液状食品の粉末化に用いられる。
エクストルーダー加工は、穀物などの固形原料を高温・高圧下で連続的に加工する方法で、スナック菓子などの製造に用いられる。液状食品の粉末化には、噴霧乾燥や凍結乾燥が用いられる。

⑸ × 超高圧処理は、はるさめの製造に用いられる。
超高圧処理は、食品を高圧下で加工することで、微生物の不活化や食品の物性改変を行う方法である。パック詰めご飯やジャムなどに用いられている。はるさめの製造には、でんぷんの酵素分解が用いられる。

  • URLをコピーしました!
目次