テレビや本で見聞きする言葉「主菜」「主食」「副食」「副菜」「副副菜」
これらの言葉、ごちゃごちゃになってませんか?
特別養護老人ホームでは看護師から、食事伝票をもらいます。
小食のお年寄りへの、ある食事伝票には…
「主菜100g・副菜1/2」
とありました。 なんか変じゃないですか?
「ごはんを100g・おかずを半分にして欲しい」というオーダーです。
答えは、最後に…
主食
「ごはん」のことです。
「おかゆ」「パン」も含まれ、民族によってはイモ類をさすこともあります。
炭水化物が豊富で、主にエネルギー源になるような食物のことです。
副食
「おかず」のことです。
副食は、さらに分類されます。
主菜
副食の中でも、メインになるようなものです。
学校給食だと「大きいおかず」にあたるものです。
肉・魚・玉子・豆腐など、主にたんぱく質が豊富に含まれる「おかず」のことを指すことが多いです。
副菜
副食の中で、主菜に添えて出される料理です。
学校給食だと「真ん中のおかず」にあたるものです。
主に、野菜や海藻・きのこなどを使った料理で、ビタミンやミネラルが豊富で体の調子を整えるものです。
副副菜
副菜の中でも量が少ないもののことを指します。
学校給食だと「小さいおかず」にあたるものです。
箸休めのようなものも含まれます。
食事は「主食」と「副食」に分けられ、
さらに「副食」の中で「主菜」「副菜」「副副菜」と分けられるのです。
最初の食事伝票の変なところ、分かりますよね。
正しくは「主食100g 副食1/2」となります。
「主菜100g・副菜1/2」では、おかずを100gと真ん中のおかずだけ1/2、となってしまいます。
この人、ごはんは食べられませんね。