食品成分とその三次機能の組合せである。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
⑴ リン酸化オリゴ糖カルシウム / 血中コレステロールを減らす。
⑵ 難消化性オリゴ糖 / 歯を丈夫で健康にする。
⑶ 大豆イソフラボン / おなかの調子を整える。
⑷ 植物ステロール / 骨の健康を保つ。
⑸ 茶カテキン / 体脂肪を減らす。
解答
⑴ × リン酸化オリゴ糖カルシウム / 血中コレステロールを減らす。
リン酸化オリゴ糖カルシウムの主な三次機能は、歯の再石灰化を促進し丈夫で健康にすること、とされている。
⑵ × 難消化性オリゴ糖 / 歯を丈夫で健康にする。
難消化性オリゴ糖の主な三次機能は、腸内環境を改善する効果がある、とされている。
⑶ × 大豆イソフラボ / おなかの調子を整える。
大豆イソフラボンの主な三次機能は、(閉経後の女性の)骨密度の維持に寄与する可能性が示唆されている。
⑷ × 植物ステロール / 骨の健康を保つ。
植物ステロールの主な三次機能は、血中コレステロールを減らす可能性が示唆されている。
⑸ △ 茶カテキン / 体脂肪を減らす。
茶カテキンは、緑茶に含まれるポリフェノールの一種で、体脂肪を減少させる効果があるといわれている。しかし、その根拠は脆弱であり、コクラン共同計画でのメタアナリシスでは、臨床的にはあまり重要でない可能性が高いとされている。
参考:Jurgens TM, et al. Cochrane Database Syst Rev 2012; 12: CD008650.